一般住宅で使える床材の種類や特徴を紹介!【フローリング・フロアタイル・クッションフロア】

インテリア
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こんにちは。

インテリアコーディネーターのむめすけです。

今回は、一般住宅に使えるメジャーな3種類の床材、

  • フローリング
  • フロアタイル
  • クッションフロア


に絞って解説して行きたいと思います。

費用感を含め、それぞれの特徴などを交えて解説するので、

  • 検討している床材の特徴を知りたい人
  • これから注文住宅やリフォームで床材を選ばなければいけない人
  • 自分の家の床材がどんなものか知りたい人
  • 床材の勉強をしたい人

にとって参考になる内容になるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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床材の選び方


床材を選ぶポイントとして、以下の項目が挙げられます。

  • 見た目
  • 内部構造
  • 肌触り
  • 耐久・耐水性
  • 価格

それぞれの項目の良し悪しは、施工する場所によって長所となり、短所ともなります。

そしてすべての条件を網羅する床材は、どんなにお金を払っても存在しません。

施工場所にあった床材を選ぶ必要があります。

それではポイントを軸に、解説していきます。

フローリング材(防音・合板・シート・突板・無垢)


フローリング材は、誰しもが一度はお世話になっているの床材ではないでしょうか?

木目調で温かい雰囲気作りができます。

どのテイストにも合わせやすいので、非常に万人受けする見た目だと思います。

価格は、今回紹介する床材の中では中~高価格帯です。

耐水性、肌触り、内部構造はフローリングの種類によって異なるので、種類別に解説します。

また、フローリングの場合は防音規定というものがあるので、それについても解説します。

防音フローリングとは?LL40やLL45ってなに?


防音フローリングとは、フローリング材の裏面に防音効果のある緩衝材が貼ってあるフローリングを指します。

フローリングの上を歩くと、ふわふわとした独特の踏み心地があります。

その踏み心地が気持ち悪くて苦手な人、意外と多いですね。

マンションなどの集合住宅では、防音に関する規約を設けているところがほとんどです。

その場合は、防音フローリングを使うだけで規約に沿うことができます。

防音対策の工事を単体で行うと、費用が高くなるので、賃貸などは防音フローリングを使っていることが多いです。

そして防音フローリングには、この後紹介する防音合板フローリングと、防音無垢フローリングがあります。

LL40やLL45とは?


防音の規定に”LL40以上”や、”LL45”以上などの条件があります。

これはスプーンなどを落とした時の”カラーン”といった軽量音に対する防音対策の規定です。

防音レベルは、LL40>LL45と、数字が小さいほど防音性が高いです。

逆に走り回ったりしたときにする”ドン!”という重量音は、床材での規約はほとんどありません。

重量音の防音性を左右するのは、建物の躯体の厚さなど、構造自体だからです。

合板フローリング(合板FL)/シート仕上げと突板仕上げ


日本の住宅で使われている多くのフローリングが、合板を用いた”合板フローリング”です。

合板とはいわゆるベニヤ板です。

ベニヤ板に、きれいな木目の化粧材を貼った床材ですね。

合板フローリングは、ワックスやコーティング剤を仕上げに塗布しているので、程よく耐水性があります。

シート貼りのフローリング



シート貼りのフローリングは、木目を模したプリントシートを化粧として貼っています。

金額はフローリングの中では最も安く、色や柄が自由自在なので、バリエーションも豊富です。

プリントなので、家具などの本物の木目を並べると、チープな印象に見えることがあります。

踏み心地は、表面が樹脂なので比較的冷たくて、湿気が多い日はペタペタとしています。

突板貼りのフローリング



突板貼りのフローリングは、本物の木を2㎜~4㎜ほどに薄く削いで化粧として貼っています

表面が本物の木目なので、シート貼りと比べると少し高級感が出ます。

踏み心地は、仕上げにコーティングなどをしているものが多いので、ほとんどシート貼りのフローリングと変わりません。

無垢フローリングのような見た目が出るので、無垢フローリングほど費用をかけられない場合におすすめです。

無垢フローリング(無垢FL)



フローリング材の中で最も高価な無垢フローリングです。

ベニヤ板は、薄く削いだ木をボンドなどで接着している材料ですが、無垢フローリングはそのような不純物が無い一枚の木板となっています。

シックハウス症候群が問題となっている現在、無垢フローリングのような自然素材がどんどん人気になっています

ちなみに金額でいうと、合板フローリングの倍近く高いです。

無垢フローリングは踏み心地が温かく、見た目の良さも魅力です。

無垢フローリングの良さは、語り出したら止まらないので、別の記事で書いていきます。

欠点としては、耐水性が低いのでキッチン回りや洗面、トイレには不向きです。

水回りは床見切り材で区切って、これから紹介するフロアタイルやクッションフロアにする必要があります。

フロアタイル(FT)



フロアタイルは”塩ビタイル”とも言い、原料はポリ塩化ビニルです。

こちらはいわゆる疑似物となりますが、見た目がかなりリアルで装飾性が高い床材です。

色柄が豊富で、木目調だけではなく石目調やタイル調、畳調などがあります。

フロアタイルはもともと店舗内装に使える床材として誕生したので、土足OKなくらい耐久性・耐水性が強いです。

水回りの床材としてはもちろん、居室で使っても傷が気にならないのでガシガシ使えます。

金額は中価格帯で、踏み心地は塩ビなので固く、冬場はかなり冷たいです

冬場は裸足だと少し厳しいかもしれません。

クッションフロア(CF)



クッションフロアは、幅1800㎜が主流のの長物のシートです。

こちらはフロアタイル同様に、塩ビが原料となっていて木目調や石目調などの色柄があります。

ただ、フロアタイルや合板フローリングに比べて見た目はいかにも疑似物です。

価格はこれまでに紹介した床材の中では、材料費、施工費共に最も安くなります。

空気を含んでいるので、ふかふかとした踏み心地で滑りにくいのが特徴です。

高齢者や、ペットを飼っているお家におすすめです。

耐水性があるので水回りに向き、価格も安い上に施工性も良いので賃貸では多く使われています。

耐久性はフロアタイルほどありません。

比較的摩擦には強いですが、重さに弱いので、家具などを置くとへこみやすいです。

まとめ


最後にそれぞれの床材の特徴を表にまとめます。

合板FL無垢FLFTCF
見た目
内部構造
肌触り
耐久性
耐水性×
価格


最も普及している合板フローリングは、バランスが良い床材だというがよくわかりますね。

でも、注文住宅やリフォームで床材を変える機会があるなら、場所ごとに合った床材に変えるのが最もおすすめです。

また、今回提示している価格たいについては、グレードや工法によって高かったり安くなったり変わる可能性があります。

あくまでも目安として参考にしてみてくださいね。

以上、インテリアコーディネーターのむめすけでした。

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