こんにちは。
インテリアコーディネーターのむめすけです。
今回は、ラグ(絨毯)の必要性について書いていきます。
この記事は、
- ラグは何のために敷くのか知りたい
- ラグ無しの生活するとなにがいいのか知りたい
- ラグ有りと無しでは結局どちらがいいのか知りたい
という方の問題解決に役立つと思います。
ラグは日本にフローリング住宅が普及してから、敷いてあるのが当たり前なものでした。
しかし近年ミニマム生活において、ラグは邪魔!不要!という意見派もあるので、実際にラグ無しの生活を1年してみました。
その真実を暴いていきます。
ラグを敷く意味
まず、ラグをなぜ敷くのでしょうか?
業界に携わっていない、一般の方で本当に理解している方は少ない印象です。
また、知っている人も改めてラグを敷く意味というものを、おさらいしていきましょう。
足元の冷えや音を軽減
フローリングはおしゃれで今時な見た目ですが、やはり素足だと深々と冷えますね。
ラグは保温性があるので、フローリングを直にした冷たさを軽減する上、暖房効率も良くなります。
また、クッション性があるので消音効果もあります。
特に軽量音を遮断する効果はかなり高いので、下階の方への配慮ができます。
床の保護
ラグを敷くことで、床の保護ができます。
とくに重い家具を同じところに長く置いていると、それだけでへこみや傷の原因となるので、ラグを一枚かませておくだけで安心ですね。
ほこりや髪の毛を吸着する
ほこりや髪の毛を吸着することをマイナスに捉えるがために、ラグ無しを推す人が増えた印象があります。
実はこれはラグのデメリットではなく、メリットです。
ほこりや髪の毛をラグが吸着することで、フローリング上のホコリが拡散するのを軽減させます。
そしてそのラグを掃除機がけすることで、効率的にホコリを回収できるようになるのです。
装飾性を上げたり、スペースを仕切る
床は人が目につく大きい面積を占める場所です。
そのためラグは、インテリアの印象を大きく変えることができるアイテムです。
ソファやダイニングなどの家具の買い替えは、頻繁にありません。
ラグのような、数年で買い替えるようなもので、インテリアの模様替えを楽しむことができます。
また、ラグを敷くことで”ここはリビングスペース”、”ここはダイニングスペース”と一つの空間を区切る演出(ゾーニング)ができます。
ラグ無しの生活で感じたメリット
それでは、ラグを敷く意味を理解した上で、あえて1年ラグ無し生活をしてみました。
実際に私自身も、「必要に見える不要なものはとことん排除する」という考え方は好きです。
なので、ラグが不要ならこのまま無し生活がしたいと思って始めました。
そこで感じたラグ無し生活のメリットをあげていきます。
- 洗濯など、ラグ自体の手入れをする必要が無い
- 凸凹がなくなるので、掃除機かけるのが楽
- 水ものをこぼしても拭くだけで対処できる
- 床の露出部分が多くなるので、部屋が開放的に広く見える
- ラグ代がかからない
とくに、水ものをこぼしても雑巾で拭けばおしまいという点は、楽でした。
ラグの手入れで一番億劫なのは、洗濯などのお手入れです。
サイズも大きく重たいので、それが無いのもかなりポイントが高かったです。
ラグ無しの生活で感じたデメリット
一方、ラグ無しで感じたデメリットもありました。
結論を先に言うと、デメリットのインパクトはメリットよりも結構強かったです。
- 足元が冷たい
- 床汚れも広がりやすい
- ゴミが広がりやすくて、舞いやすい
- 気軽に地べたに座る気にならない(ゴロゴロできない)
- 子供やペットが怪我しやすい
床暖房が無い家だったので、冬場の床の冷えは常に感じていました。
そして掃除機掛けをする際に、掃除機から出る風の勢いでホコリが舞って拡散しやすかったです。
掃除機かけた一時間後くらいに、舞ったホコリが床に落ちて、また掃除機かけたくなる・・・なんて状態でした。
うまくホコリを吸い取れないので、足の裏が黒くなっていることもしばしば。
あとは、ペットが走り回って遊んでいるときに、しょっちゅう足を滑らせていました。
ずりばいをする子供がいる家庭などにも、不適切だと感じました。
結果的にラグはそれなりに意味があった
ラグ無しの生活は良いところもありましたが、結果的にはデメリットのほうがやっぱり大きかったというのが結論です。
とくにキッチン下に敷くラグの重要度は高いと感じました。
油跳ねや水はねした床の上を何度も往復して、リビングに出たりするので汚れを伸ばしている感じがすごかったです。
最後に
ラグの必要性について、紹介しました。
実際は、ラグ無しの生活が成立している人もたくさんいると思います。
ラグ無し生活はできるといえば、できるのです。
でもラグを敷かないことで、床汚れが広がっていたり、ほこりが舞って実は衛生的ではありません。
すこし床掃除のときは、煩わしいかもしれませんがラグを敷いておく方が、ハウスダストのアレルギー対策にもなります。
ラグを敷くことで、お部屋のコーディネートも楽しめますので、洋服を楽しむようにラグ選びも楽しみながら活用することをおすすめします。
以上、インテリアコーディネーターのむめすけでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
コメント