こんにちは。
インテリアコーディネーターのむめすけです。
今回はウレタン塗装の家具についてです。
ウレタン塗装の家具は、傷がつきにくくなったり、水をはじいたりとメリットがたくさんあります。
一方、ツヤっとした質感になるので、素材の温かみを無くしてしまうなどのデメリットもあります。
こちらではウレタン塗装の家具のメリットやデメリットを詳しく解説します。
また、お手入れ方法についても合わせて解説していきます。
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ウレタン塗装とは?
ウレタン塗装とは、ウレタン樹脂の塗膜で家具の表面をコーティングする仕上げ方法です。
家具の表面が樹脂で覆われるため、見た目や手触りはつやっとしています。
ウレタン塗装は、水や汚れ・傷に強くなるので木の家具の欠点をカバーしてくれる仕上げ方法です。
傷がつくと下地が見えてしまう、突板仕上げの家具と相性の良いですね。
ウレタン塗装の家具のメリット
ウレタン塗装の家具は以下のようなメリットがあります。
- 水拭きができる
- 傷や汚れに強いので、気軽に使える
- 経年による変色が少ない
- メンテナンスがほとんどいらない
食べこぼしや飲みこぼしが多い子供がいる家庭では、ウレタン塗装を選ぶ方が多いです。
また、家具の仕上げ方法の中でも強度が増すタイプの仕上げ方法となるので、コースターやランチョンマットを使わなくても大丈夫です。
そういう意味ではシンプルに気軽に使っていくことができますね。
あとは樹種によって変わりますが、ウレタン塗装は日焼けをしにくくなるので経年による色の変化が出にくくなります。
基本的にウレタン塗装は、自分で本格的なメンテナンスをするのが容易ではないので日々のお手入れは、乾拭きをするだけで十分です。
ウレタン塗装の家具のデメリット
ウレタン塗装の家具は以下のようなデメリットがあります。
- 天然木の場合は、質感が活かせなくなる
- 自分でメンテナンスができないぶん、傷がついたら基本的にそのまま
- メンテナンスを依頼すると、一回の費用が高い
使い勝手の良いウレタン塗装の家具ですが、天然木特有のマットな質感、温かみは失われます。
ナチュラルな天然素材を演出するのは、ウレタン塗装では向きません。
また、ウレタン塗装を塗りなおす場合は、上塗りするのではなく、すでに塗布されているものを剥離する必要があります。
その剥離する作業がかなり大変なので、基本的に自分でメンテナンスするのは現実的ではありません。
なので傷がついてもそのまま使い続け、メンテナンス業者に依頼するとそこそこいい値段がかかります。
ウレタン塗装の家具のお手入れ方法
さきほども書きましたが、基本的にウレタン塗装はメンテナンスフリーです。
毎日の乾拭きで十分です。
また、水拭きする際は薬剤がついているものだと、変色する可能性があります。
アルコールの含まれたもので濡れ拭きするのは控えた方が無難です。
あとはやりがちですが、ウレタン塗装だからと言って水がひたひたの雑巾で拭きっぱなしはしないようにしましょう。
水拭きしたあとは、乾拭きで仕上げるのがキレイに使い続けられるコツです。
同じように、水滴のついたコップ短時間なら輪じみにならないですが、何時間も置きっぱなしにすると輪じみになります。
木製の家具を使うのであれば、たとえウレタン塗装でも水気には気を付けましょう。
最後に
ウレタン塗装の家具について、解説しました。
メリットとデメリットを比較して分かると思いますが、ウレタン塗装のメリットはデメリットでもあります。
そして、デメリットがメリットにもなります。
それぞれの家庭の住環境によって、捉え方が変わるのでこのメリットとデメリットを比較して決めるのが良いでしょう。
あとは、家具の内部構造によって、仕上げ材の相性も変わるので、店員さんに相談すると良いアドバイスをくれると思います。
仕上げ方法で、一概には言えないことも多いので、家具ごとに確認することは大切です。
以上、インテリアコーディネーターのむめすけでした。
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